レポート|門限ズ エンちゃん トットリキリトリ街歩キ
2018年9月24日、JR鳥取駅前の市街地で『門限ズ エンちゃん トットリキリトリ街歩キ』を開催しました。
門限ズのダンサー・振付家である遠田誠さんにまちなかを使ったパフォーマンスの手法についてお聞きしながら、鳥取でそれを行う場合の可能性を探る試みです。 https://gyazo.com/24b06fd22b02409d9bab5f90873916a3
イベントは13時に鳥取市瓦町のことめやに集合。
街歩きの前に、遠田誠さんと、同じく門限ズの作曲家・ピアニストである野村誠さんにそれぞれの活動をスクリーンに映しながらご紹介いただきました。
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遠田さんが得意とするのが、街の建物の形や構造に注目してそれを劇場のように使うという手法。
舞台でありながらステージ後方の搬入口を使い建物外の風景を取り入れた昔の作品や、東京の路上で繰り広げた直近のツアーパフォーマンスなど、遠田さんが街の風景をどのように「切り取る」のかをレクチャーしてくださいました。
また、野村さんは直前の台風21号によって関西国際空港からのフライトがキャンセルになったため鳥取へ急遽合流した事情もあり、イギリスで発表する予定だったビデオを使って音楽活動をご紹介いただきました。音楽演奏と建物の解体を同時に行う「騒音コンサート」のシーンでは鳥取ゆかりの人を映像に見つけ、盛り上がる場面も。
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それらの話を踏まえた上で、実際に鳥取の街へ出発します。
ガイド役は鳥取市都市整備部中心市街地整備課の田中慎一郎さん、鳥取市中心市街地活性化協議会の平木美雪さん。普段よりタッグを組んで、行政・民間との橋渡しの立場で鳥取のまちなかのために日々奮闘するおふたりです。
まちなかを歩くと早速、路地や階段、塀などで遠田さんの「切り取り」の妄想がはじまります。
ここはこんな風に見える、使える、遊べる…。
すかさずそこに野村さんの鍵盤ハーモニカの音楽がなり始めると、途端に小さな劇場作品のように。
こういう視点を知ると、途端に普段の街並みも全然違って見えるようになってきて楽しいですね。
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また、まちなかを歩くことで鳥取の人にも出会っていただきたいということで、色々な方にご協力いただきました。
集団で路地を歩いていると珍しく見える鳥取、声をかけていただく場面も。
門限ズが鳥取と出会う、これも今回の大きな目的のひとつです。
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2時間歩き尽くして、雨が降り出したところで街歩きは終了しました。
少々欲張りなくらい目的を盛り込んでしまい、事務局としては反省もありましたが、いつもの街を見る目が少し変わる楽しい街歩きになりました。